先日の商談で見えた課題を、道のり図と工程表つきで具体化しました。①市場仕入れデータ自動取込(最優先) → ②多チャネル受注OCR→下書き → ③相場横断ピックアップ(オプション) の順で、定型作業だけをAIに任せ、判断業務は人に残す進め方です。
花き仲卸ならではの「アナログ多チャネル × 手作業の転記・取込 × 属人化」のジレンマ
今回のお話で、御社の改善テーマは 3つのスコープを「この順番」で 進めると整理できました。ご依頼どおり ①市場仕入れデータ自動取込(最優先) → ②多チャネル受注OCR→下書き → ③相場横断ピックアップ(オプション) の流れです。いずれも基幹システムは改修せず、外部チャネル・市場サイトと基幹をつなぐ「裏側の連携(パイプライン)」を作るのが中心です。
“勝手に終わる”ワークフローを、作って終わりにせず使われるまで
一般的なベンダー(要件定義→外部設計→開発…と明細が並ぶ)でも、上流だけ描いて去るコンサルでもありません。その両方を担い、成果が出るまで一緒に走る「月額の伴走」が私たちの入り方です。
チャットに毎回質問する使い方(=人が頑張る)ではなく、業務と業務の“間”にAIが潜んで自動で処理するのがワークフローです。FAXがフォルダに届いたら受注ドラフトができている、市場サイトの仕入れデータが勝手に基幹へ取り込まれている──誰かがAIの画面を開かなくても、裏側で作業が終わっている状態を作ります。
「作って終わり」にしないために、私たちは現場に伺って一緒に手を動かす勉強会・ハンズオン、経営層向けの講演、業界・取引先向けのセミナーまで行います。AIを“配る”のではなく、現場で使われる状態まで浸透させるのが伴走の本体です。




いきなり作り始めるのではなく、最初の1ヶ月ほどで御社の受発注・仕入れ業務フローを一緒に棚卸しします(数時間かけて全部お聞きする形)。その内容は資料化して御社の資産としてお渡しし、「どこをAIに任せ、どこを人に残すか」の切り分けをすり合わせます。ここが今回のいちばん大事な設計です。
①市場仕入れ取込(最優先) → ②受注OCR→下書き → ③相場横断(オプション)
専門用語をできるだけ使わず、「今の状態」から先の姿までの流れを表しました。青=弊社の開発対象、橙=オプション、赤=人が担う(自動化しない)領域です。
※ 開始時期・期間は次回すり合わせ後に確定します。3スコープは独立して段階導入することも、まとめて構築することもできます。
①②=弊社の開発対象/③=オプション(要否は協議)
| 機能 | やること | ポイント・御社にお願い |
|---|---|---|
| 1-1 市場サイト自動DL | 複数の市場サイトへ自動ログイン→花名検索・データ表示・CSVダウンロードまで、人のブラウザ操作をそのまま自動化 | ★対象サイト数・URL・ログイン情報をご提供 |
| 1-2 基幹への自動取込 | DLしたCSVを基幹の取込形式へ変換・整形→基幹システムへインポート(本体は改修しない) | ★取込フォーマット/連携方式の確定(複数手法あり) |
| 1-3 実行トリガー | スケジュール実行(一定間隔)と手動トリガー(担当者が「実行」)の両対応 | スケジュール間隔・実行タイミングの希望 |
| 機能 | やること | ポイント・御社にお願い |
|---|---|---|
| 2-1 受注の自動収集 | FAXはフォルダに自動格納された書類をAIが自動で読取に行く(アップロード操作なし)。メール・LINE・EC/PCも収集対象 | ★各チャネルの連携方式・格納先の確定 |
| 2-2 AI-OCR読取 | 手書き(達筆)FAXにも対応。読み取れない項目は「未入力」で提示し人が確認(追い込みの精度向上は追求しない方針) | 実際の注文書サンプル数種をご提供 |
| 2-3 顧客・品番・数量・納期 | 発信番号(FAX/電話)から顧客を自動判定。商品名→自社品番へ照合(品番が無くても名称から)。数量・納品日を抽出 | 商品マスタ・呼称のゆらぎ例をご提供 |
| 2-4 基幹への下書き転記 | 抽出内容を基幹へ下書きとして転記。同名異花は候補提示で「要確認」。最終確定は人 | 受注ドラフトの受け渡し方式 |
| 機能 | やること | ポイント・御社にお願い |
|---|---|---|
| 3-1 横断ログイン・検索 | 複数の市場サイトへログインし、花名検索で相場を取得 | 対象市場サイト・ログイン情報 |
| 3-2 候補提示 | 取得した相場を候補として一覧提示(需要側情報は含めない) | 提示の見せ方の希望 |
資料共有 → 次回打ち合わせで概算・進め方・優先度を確定します
早めに揃うほど着手後の工程が前倒しできます
「卸売・商社の現場」と「達筆FAXのOCR」を数多く手がけています
在籍開発者 40名/取引 50社/開発実績 100件以上/再発注率 95%以上/ISO/IEC 27001(ISMS)取得。自社開発のドローン運行管制システムが2025年3月 テレビ東京「WBS」で紹介。
要件定義・設計…の明細ではなく、月額の伴走(全インクルード)